Nginx のファイル構成のメモ
/etc/nginx/ 配下のファイルの紐づきをざっくりメモ程度に...
参考
ファイル群
Nginx の設定ファイル /etc/nginx/ 配下のファイルを一部見てみます。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
nginx.conf | 全般の設定 |
conf.d | nginx.conf に設定追加 |
sites-available | nginx.conf に設定追加 |
sites-enabled | sites-available を読み込む |
nginx.conf
Nginx が一番最初に見に行くファイルで、ここの構成を元に起動する。
ファイルの中身は以下のような構成。
user www-data;
worker_processes auto;
...(略)...
events {
...(略)...
}
http {
include /etc/nginx/conf.d/*.conf;
include /etc/nginx/sites-enabled/*;
...(略)...
}
mail {
...(略)...
}
include で *.conf と sites-enabled 配下のファイルを読み込んでいるようです。
中身のそれぞれの設定は別の記事にするつもりなのでここでは飛ばします。
conf.d
nginx.conf に追記したい設定を記述したファイルを設置する。
中小規模のサイトで利用する。
下記のように例えば default.conf 配置する事が出来ます。
vi /etc/nginx/conf.d/default.conf
前述した nginx.conf を見てみると *.conf を include しているのが http コンテキスト内なので server コンテキストから設置出来ます。
server {
listen 80;
server_name localhost;
location / {
root /usr/share/nginx/html;
index index.html index.htm;
}
error_page 500 502 503 504 /50x.html;
location = /50x.html {
root /usr/share/nginx/html;
}
location ~ /\.ht {
deny all;
}
}
sites-available
conf.d ディレクトリと同様に sites-available ディレクトリには、nginx.conf に追記したい設定ファイルを設置する。
多くのバーチャルホストを運用するような大規模サイトで利用する。
読み込み淳は下記の通りで sites-enabled から sites-available はシンボリックリンクで読み込めるようになっている。
読み込み順: nginx.conf -> sites-enabled -> sites-available
サンプルの設定ファイルの sites-available/default
サンプルの設定ファイルは下記のとおり。
sites-available/default
これは既にシンボリックリンクが通っているので読み込まれている状態。
ls -l /etc/nginx/sites-enabled/
default -> /etc/nginx/sites-available/default
(default はあるけど本当の置き場 /etc/nginx/sites-available/default を参照してます的な...)
オリジナルで設定ファイルを設定する
default を元にファイルを作成する。
cp /etc/nginx/sites-available/default /etc/nginx/sites-available/ファイル名
ファイルを編集する。
vi /etc/nginx/sites-available/ファイル名
シンボリックリンクを設定する。
ln -s /etc/nginx/sites-available/ファイル名 /etc/nginx/sites-enabled/
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